―大道具―
―仕事内容―
主に役者が演技を行う舞台、お客さんが座る客席を作る部署です。
安全第一
―魅力・やりがい―
唸る金槌、軋むノコギリに弾けるドリルによって
普通では作らない規模のものを作ることですね。
木材を切って組み立てることが楽しいと思える方が向いていると思います。
さりげない小ネタを仕込んでおいたり、意外な仕掛けを作ったりと
だんだんと舞台を組み上げていくのはやってて楽しいですよ。
部室の改造権を持っているのもこの部署です。
―本番までのおおまかな動き―
台本を読んでどんな舞台になるか想像します。
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演出に最低限の要望を聞きます。
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次にどんな要素が必用であるかを書きだします。
例:ドア、畳、窓、ベンチ、看板、階段、場面転換の数、出捌け口等
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それらの要素から具象劇であるか抽象劇にするかを判断します。
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抽象劇である場合は、
お客様に固定概念をあたえないように
箱などを使ってなるべくシンプルな舞台を作り、
場面ごとの配置を考えます。
具象劇である場合は、
いかにそれっぽいものを用意し、
どのようにすれば現実の空間っぽくなるかを考えて
舞台を作る必要があります。
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自分の考えた最強の舞台案を演出と熱くぶつけ合います。
演出はだいたい水を出せだの2LDKにしろだの
屋根をつけろだの2階建てにしろだのヤギ飼わせろだの無茶を言うので
お金と堪忍袋が許す限りは聞いてあげましょう。
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演出との口論を乗り越えた舞台案の元、
作ったらどうなるかの配置を役者に知らせておきます。
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具体的な寸法を考え、壁や机等のための木材を用意し、
部品ごとに組み立てて色を塗っておきます。
この段階では、他の練習のために舞台は組み立てません。
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この間に客席とかを準備します。
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本番二週間前くらいになったら、いきなり舞台を組み立てます。安全第一。
この時、練習時間を圧迫しないようにすると演出が喜びます。
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舞台の暗さを維持するため、
窓をダンボールと黒ガムテープでふさぎます(=目張り)。
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キャストが練習中に舞台を壊すので、悪態をつきながら直します。
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本番終了!地獄の片づけ